『脚立でGo!海外編 アメリカ西海岸の巻』
ご隠居デンジャラスツアー・・・もう何回目か解らん

西海岸の9
 翌日、朝起きてパームスプリング航空博物館に向けて出発。

距離が近かった事も有り15分程度で到着。

博物館の裏手は飛行場で頻繁に旅客機が離着陸してた。

で、飛行場以外に何が有るかと言うと・・・何も無い。

ただ荒野が広がるのみって状態である。

その荒野には風力発電用の馬鹿でかい風車が無数に立っている。

飲食店の類は近辺には見当たらんかった。

開館時間にはまだ30分以上有るので、博物館前に展示されている機体を撮影して回る事にした。

まずは駐車場所から一番近かったF−16Nを撮影。
 
ジ:F−16Nって聞かない型番だな。

  そんなの有ったっけ?


ご:アメリカ海軍のアグレッサー部隊用の型だそうだ。

  点検で不良箇所が見つかったけど、改修する金が無かったから早々退役したらしい。


で、取って返してA−6イントルーダー、F/A−18Cホーネット、A−4スカイホークを撮影。

ジ:A−4スカイホークってどこでも展示されてるな。

ご:確かにA−4自体は大半の博物館で展示されているから全く珍しくないのだが、

  ここのは塗装がアグレッサー仕様で赤い星が描かれてた。

 
ジ:F−16Nと言い、ここの博物館ってアグレッサーが好きなのかな?

ご:アグレッサーの方が珍しいから通常型より良いんだけどな。

で、更にF−14トムキャット。

これもマーチフィールドのF−111同様に主翼を畳んでた。
 
他にはドイツ軍の88mm高射砲とパイロットスーツの銅像が置かれてた。

ただ、このポーズ(↓)は如何なものかと思う。
 
ジ:なんかヘッポコ拳法って感じのポーズだな。

  なんでこんなポーズにしたんだか。

ご:ヤンキーだからだろ。

ジ:ヤンキーだからか。

博物館の開館時間になったので中へ

エントランスにて入館料を払ってホールへ・・・まず左側のホールから見て回る事にした。

左側のホールは米海軍機がメインで置かれていた。

ホールに入って一番手前に有るのはSBDドーントレス
 
ミッドウェイ海戦で米軍の逆転劇を飾った立役者である。

そして横にFM−2,F6Fと太平洋戦争時の主力艦上戦闘機が並んでいるのだが、

主翼を折り畳んでいるので残念ながら撮影対象としては余り・・・である。

ジ:FM−2って何?

ご:ゼネラルモータース製のF4Fワイルドキャットの事。

ジ:ゼネラルモータースって自動車会社のか?

ご:まぁそこしか無いだろうな。

ジ:自動車会社が飛行機生産したのか?

ご:グラマンは新型のF6Fの生産に忙しかったから他の企業に造らる事になった。

  で、自動車会社と言えば大量生産出来るデカい工場を持ってるから白羽の矢が立った。


ジ:けど、グラマンで新型のF6F造ってたんだろ?

  F6F造らせりゃ良いんじゃないの?


ご:いや、ゼネラルモータースで生産させてたのは護衛空母に載せる機体。

  F6Fの方が性能は良いけど機体が重いから小型の護衛空母での運用は無理だった。

  で、最初はF4F-4をFM−1として生産したんだけど、それでも重くて使い辛かったので、

  軽量化&低高度用にしたF4F−8をFM−2として量産する事になった。

  なんだかんだでF4Fの各型でFM−2が最も量産された。


ジ:なんか三菱 零式艦上戦闘機なのに生産数は中島飛行機の方が多いって話みたいだな。

ご:このホールには他にF4Uコルセアも展示されてたが、これも開発したのはヴォート社だが

  生産したのはタイヤメーカーであるグッドイヤー社のFG−1Dとの事。


ジ:工場が多い国は大量生産するのに困らんから戦争に強いわな。

ホールのど真ん中にはF7Fタイガーキャットが置かれてた。
 
F7Fは展示している博物館が少ないので中々珍しい。

ご:しかも、飛行可能らしい。

ジ:初日のプレーンズ・オブ・フェイムのボロボロの機体と対照的だな。

F7Fの後ろにはF8Fベアキャットが主翼を畳まずに置いてた。
 
これまた割と珍しい機体である上に主翼を伸ばしているのも。

ダックスフォードと海軍航空博物館に展示されていたが両方とも主翼を折り畳んでいた。

プレーンズ・オブ・フェイムは整備中でバラされていたし。

主翼を伸ばした状態で見たのはここが初めてである。

また、F7Fの隣にTBMアヴェンジャー艦上攻撃機が展示されてたが、

塗装が蛇の目&グレーのイギリス海軍仕様になっていた。
 
他にもA−26インベーダー、飛行艇一機が展示されていたがパス。

お次は右側のホールへ移動。

入ってすぐにP−63Aキングコブラが展示されていた。

これまた珍しい機体の上に米軍塗装と非常に珍しい。
 
ジ:P−63って米陸軍機だろ?

  なんで米軍塗装が珍しいのよ?


ご:確かに米陸軍で採用されているが、米陸軍では殆ど使用されてないのよ。

  この機体はP−39の改良型として開発されたが、完成した頃にはより性能が優れたP−51が有った。

  そう言う訳で生産された機体の大半がソ連か自由フランスに送られていった。

  お陰で米軍機なのに米軍塗装が珍しいって妙な事になってる。

  このホールには他にも珍しい機体が有る・・・これ(↓)なんだが

 
ジ:P−40だな。

ご:P−40ではあるのだが、副座の練習機型TP-40Nなのだ!

  P−40自体は珍しくないんだがな。


他にもP−47、P−51、スピットファイア、B−25、T−33が展示されていたがパスする。

で、お隣のホールに移るとB−17Gが展示されていたり、AH−1がバラバラ状態で置いてた。

どうもレストア中らしい。

館内を見て回ったので、外に出る。

館外にはF−4ファントムUとT−33とトラッカーが放置されてた。

その手前の地べたに穴あき鉄板敷いてた・・・と言うか放置してたと言うか
 
この博物館は全般的にちゃんと整備されていて、他の博物館に比べて綺麗な機体が多い。

それどころか飛行可能な機体も多く、この博物館の所有機の半数近くは現在も飛行可能であるらしい。

全くもって羨ましい博物館である。

パームスプリング航空博物館を後にして、次の博物館へ向かう。

『脚立でGo!海外編 アメリカ南部旅行の巻』第八話

『脚立でGo!海外編 アメリカ西海岸の巻』第十話

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