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『脚立でGo!海外編 アメリカ西海岸の巻』
ご隠居デンジャラスツアー・・・もう何回目か解らん
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西海岸の2 |
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って訳で出発当日。
中部国際空港は初めてで、行き方も知らん上に遠いので早めに出る事にした。
で、出発時間の2時間半前に到着したのだが、これが功を奏した。
ってのは到着時点でノースウエスト航空のカウンターは長蛇の列。
チェックインして身軽になろうと思い(何せ毎度の脚立も持ってるし)、列の最後尾に並んだ。
するとノースウエスト航空の社員が:どちらにお出かけですか?と声を掛けて来たので、
Eチケットを見せて成田乗り継ぎでロサンゼルスに行くと説明した。
その時、歴史が動いた。
ジ:歴史が動いたって・・・
ご:ご隠居は散々海外旅行中にトラブルを体験してきた。
それこそ襲われかけただの長距離バスが走行不能になったとか・・・
そんな経験からアクシデントが起きるだろう事は覚悟してた。
で、「最初のトラブルはレンタカーに絡みだろう」と予測してた。
他に起こり得るトラブルとして預けた荷物が行方不明になるとか。
ジ:まぁ幾ら何でも国内ではトラブル起きんだろ(笑)
ご:いや、そのまさかが起きた。
ジ:国内でかよ!早っ・・・で、何が起きたの?
ご:「成田に新幹線で行け」って言われたorz
ジ:はぁ?
ご:いや、当日は結構な強風だったので、成田行きの着陸が遅れたらしい。
で、待ってたら乗り継ぎに間に合うかどうか判らんから新幹線で行ってくれとの事。
ジ:うわっちゃ〜・・・で、成田までの運賃は?・・・まさか自腹?
ご:いや、流石に航空会社持ち。
ただし、立て替えておいて請求しろとの事。
しかも、2〜3ヶ月後に振り込むって。
ジ:一時的には痛いけど、まだマシだな。
ご:前のイギリス旅行では危うく帰国出来ない所だった。
けど、まさか日本から出国すら危ういなんてアクシデントは想定外だった。
これがご隠居がギリギリに行こうとして遅れたとかなら想定出来たのだが。
それを防ぐ為に早く出発したんだけど、こんな形で助かるとはな。
ジ:そんなアクシデントは考えんわな。
で、結局どうなったの?
ご:振込みの用紙を貰って急いで名鉄に引き返して岐阜行きの特急で名古屋へ
途中で用紙をふと見たら「領収書が要る」との事。
って、そんな事全く聞いてないぞ!
うっかり見ずに成田まで行ってたら自腹切らされるトコだった。
しかも、成田空港で使える金券を付けたとは聞いていたが、見てみたら文章が英語でサッパリ解らん。
これが1万円分とかなら必死に解読を試みるのだが、たかが千円。
しかも苦労して解読した挙句に使えるのが成田空港Onlyって何かの嫌がらせですか?
流石アメリカ人曰く「NWはノースワーストの略」だけはあると思う。
ジ:で、それどうするの?
ご:腹立ったから送り返した。
ジ:えぇ〜勿体無ぇ〜
まぁそんなこんなで名鉄の名古屋駅で事情を話して領収書を発行して貰い、
JR名古屋駅の窓口で新幹線+成田エクスプレスの乗車券を購入+領収書を貰う。
少し待って東京行きののぞみに乗り込んだ。
何事も無く東京到着し、成田エクスプレスの乗り場を探す・・・東京駅の最深部なんだな。
20分近く待って乗り込んで、成田空港へ向かう。
が、これが矢鱈と遠い。
関空も大概だけど、それに輪を掛けて遠い。
まぁ首都近辺で土地が余ってる所がそうそう有る訳が無いのだが、それを考慮しても遠い。
石原都知事が「羽田空港に国際線を増やせ!」と言ったのも納得である。
約1時間後に成田空港に到着・・・ってか、なんか新幹線で名古屋〜東京で掛かった時間よりも
東京駅到着直後〜成田空港到着で掛かった時間の方が長い気がした。(多分、大差無いと思う)
なんだかんだで成田空港に到着したので、NW航空のカウンターへ行きチェックイン。
脚立とバックパックを預けて手荷物検査→出国審査を通って搭乗ゲートへ
中部空港→成田空港の移動に時間が掛かった事もあり、もう搭乗が始まっていたので乗り込んだ。
機内では何事も無く過ぎた。
個人用のディスプレイが無いのでひたすら退屈だったが。
東海岸やらヨーロッパ行きに慣れてるので飛行時間9時間ってのがやけに短く感じた。
何せ毎回機内食×3回で有るのに、今回は2回食べただけで到着である。
まぁ(初日&2日目がハードな為)出来るだけ寝ていたので、起きてた時間が短かったのも有るだろうが
そんなこんなでロサンゼルス到着である。
午前8時着予定だったのだが、飛行機は10分前にロサンゼルス空港に到着。
ジ:10分でも早く移動出来るやん。
ご:それがそうもイカンかった。ってのは入国審査が始まるのが8時から
だから、8時までは機外に出るのは駄目って。
ジ:トホホ・・・それなら8時到着でも一緒やん。
ご:そうゆう事orz
で、8時になって降りて入国審査場に行くと・・・
朝だからか審査官が妙に少ない。
アメリカ人・訪問者用のゲートを合わせても4人しか居ない。
アメリカ人用は審査官2人しか居なくても、審査が簡単だから早い。
が、問題は訪問者用のゲート。
2人しか居ない上に審査が(アメリカ人に比べ)厳しいもんだから全く進まん。
しかも、日本人のみならまだマシ(大抵の国で日本人の審査はさほど厳しくない)なのだが、
日本人以外(中国人とか)だと矢鱈滅多ら審査が長い。
正直、ここで1時間以上は掛かるんじゃないかと覚悟した。
が、アメリカ人を終わらせた入国審査官が訪問者の審査も開始。
倍の速度で審査が行われる事となった・・・それでも人数が少ないので遅い。
ただし、ご隠居は割と前の方に並んでいたので、約40分程度で順番が回って来た。
普通どおりの応答の後にSTOPが掛かった。
日系人の審査官が呼ばれて入国審査官とのやり取りを通訳。
「目的は観光ですか?」「はい、観光です」
「以前に中国とイギリスに行ってますよね?その時の目的は?」「その時も観光です」ってなやり取りの後に放免。
どうも頻繁に海外に行ってるもんだから、ビジネス目的と思われたらしい。
預けていた脚立とバックパックを受け取って税関を通過。
そして空港内のレンタカー案内看板通りに進んだら、レンタカーの受付に着いた。
いやいやいや、行きたいのは受付じゃねぇし。
それにそもそも9時だからカウンターに人も居ないし。
肝心のレンタカー営業所行きバスの乗り場の案内は無し。
仕方が無いので外でバスを探す事にした。
・・・しばらくして乗り場らしき場所を発見。
何も表示されていないのだが、そこだけレンタカーのバスが頻繁に発着している。
早速、そこに行きしばらく待っていると・・・案の定ハーツレンタカーのバスが来た。
乗り込んで5分ほどでハーツレンタカーの営業所に到着。
そして受付に行き予約番号を見せて契約した。
その際に保険(LIS)を追加したのだが、うっかり車種のグレードアップまで了承してしまった。
お陰で余分な出費(80ドル)をしてしまう。
だだっ広い駐車場でレンタカーを探して乗り込んだのだが、案の定ここで考え込んだ。
ジ:運転方法が解らんとか言うなよ?
ご:いや、それ以前に座席の位置調整の方法が解らん。
てっきり座席の根元に有るもんだと思って手を突っ込んでみたが、レバーが無い。
仕方が無いから説明書を見て調べたら、座席の横の下部にスイッチが有るとの事。
で、更にお次はハンドブレーキが見つからん。
通常は運転席と助手席の間に有るもんだと思って探したが無い。
これまた説明書を見て調べたら、運転席の左前方下部(アクセルと逆の少し上)に有った。
ジ:とほほ・・・
ご:まぁそんなこんなで運転準備が出来たので、カーナビをセット・・・
前と同じカーナビなのだが、久々(2年半ぶり)なので使い方を忘れてた。
なんとか何回か間違えながら目的地を最初の訪問地の「プレーン・オブ・フェイム」にセットし出発
ジ:ようやく出発か
出口のゲートで免許証と契約書を見せて営業所を出て公道へ
そしてカーナビの指示に従ってハイウェイへ・・・と思ったら、指示が妙に遅い。
カーナビの指示の瞬間には曲がるべき箇所を通り過ぎてるとか、もう車線変更不能とか
お陰でレンタカーの営業所付近を2周して、3周目にしてようやくハイウェイに入れた。
ジ:先が思いやられるな。 |
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『脚立でGo!海外編 アメリカ西海岸の巻』第一話
『脚立でGo!海外編 アメリカ西海岸の巻』第三話
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