『ご隠居デンジャラスツアー?回目(仮称)』
「モニュメントバレーの中心であれは良い物だと叫ぶ」の3

ネリスエアショーやらグランドキャニオンやらモニュメントバレーやら
  特に渋滞に巻き込まれる事も無く12時頃にプレーンズ・オブ・フェイムへ到着。

久々だが相変わらず辺りは牧場臭い。

が、牛糞臭い空気を吸いに来た訳じゃないので、サッサとエントランスで入場料を払って館内へ。

最初のホールはそうでもないが、それ以外のホールは相変わらず雑然としている。

とりあえず適当に撮りつつ目当ての物へと向かう。

ジョニー君(以下、ジ):目当ての物って前の話で言ってた増えた機体か?

ご隠居(以下、ご):当然。

ジ:で、増えた機体って何よ?

ご:これ↓
ジ:何この機体?

  単発のプロペラ機なのに前輪式って変わってるな。

  双発機で前輪式だったらF7Fとか色々有るけど。


ご:FR ファイアボール

  米海軍初のジェットエンジンを搭載した機体。


ジ:プロペラ機なのにジェットエンジンを搭載してるのか?

ご:この画像だと単なる単発機に見えるけど、これジェットとレシプロの複合動力機。

  
機体後部にジェットの排気口が有る。
ジ:なんでエンジン二種も混載したんだ?意味有るの?

ご:初期のジェットエンジンは物凄く燃費が悪かったから、普段はプロペラで飛んで航続距離を稼ぎ、

  速度を上げなきゃならん時はジェットエンジンを使用して飛行する。


ジ:一見画期的な様に聞こえるけど、その割にそんな機体は他に見た事無いよな。

ご:同じエンジンの双発なら兎も角、原理の全く違うエンジンを二機搭載。

  しかも、燃料からしてガソリンと軽油と二種類扱う必要が有るからな。


ジ:それって無茶苦茶手間だよな。

ご:手間なだけじゃなくレシプロエンジン使用中はジェットエンジンはデッドウェイトだし、

  逆にジェットエンジン使用中はレシプロエンジンはデッドウエイトかつプロペラが空気抵抗を増大させてる。


ジ:デメリットの割にメリットが少ないな。

ご:ちなみにドイツもDo335の後部エンジンをジェットエンジンに交換して、

  複合動力機にする計画が有ったらしい。


ジ:けど、この有様を見たら成功したとも思えんなぁ。

ご:なお、複合動力なんて面倒な事をした割に最大速度はF8Fベアキャットとそれ程変わらんし、

  武装はF8Fベアキャットの方が上、航続距離はこの機体の方が長いが。


ジ:プロペラ機と速度が大差無いならジェット積んだ意味無ぇだろ。

ご:結局、一応採用されたけどたったの2年で退役しましたとさ。

他は枢軸軍機の置かれたハンガーにFw190とYak-3uが増えてた。

ご:戦勝国のなら兎も角、今更敗戦国の大戦機が出てくる可能性も低いから、

  ひょっとしたらFw190は復刻版の機体かも知れない。

  Yak-3Uもロシア製の復刻版の機体かも知れんが。


ジ:復刻版って?

ご:図面を元に最近生産した機体の事。

  ドイツやロシアの企業で生産して販売してる所があるらしい。

  流石にエンジンはオリジナルでは無いが。


ジ:それ博物館以外で買う奴居るのか?

ご:欧米には戦闘機を個人所有してる人も居るし、エアレースとか有るしな。

  枢軸軍機はレアだからマニアは欲しがるんじゃないか?


ジ:なるほど。

他は特に増えてないと思う・・・が、P−38専用のハンガーが出来てた。
ジ:P−38余程気に入ってるんだろうな。

ご:じゃなきゃ態々単独でハンガー作らんだろうな。

適度に撮影も済んだので切り上げて次の目的地へと向かう事にした。

ジ:次の目的地はどこなんだ?

  隣近所に在るヤンクス航空博物館か?

  それと初訪問の所か?


ご:次は前回も行ったパームスプリングス航空博物館に行く事にした。

ジ:パームスプリングス航空博物館も展示機増えたのか?

ご:いや、ここは単に通り道になるから寄るだけ。

前回はパームスプリングス→チノと走ったが、今回は逆にハイウェイを走る。

なので、前回は下り坂→平坦な道だったのが、平坦な道→上り坂となる。

上りと下りなら後者の方がスピードを出すので、前回より時間が掛かりそうに思えたが、

意外にも前回より短時間でチノ→パームスプリングスに到着。

前回は下り坂から平坦な道に移って暫くしてから渋滞に巻き込まれたが、

今回は一部渋滞気味では有ったが少しスピードが落ちた程度で済んだからだと思う。

ただ、その一部渋滞気味の箇所が長い上り坂だったのには参ったが。

パームスプリングス航空博物館前に到着したので駐車場に停めようとしたが空きがほぼ無い。

軍事博物館で駐車場が満車なんてまず無い事なのだが・・・

空きスペースを探して駐車し、博物館のエントランスへ向かう。

ジ:あれ?外の展示機撮らないの?

ご:夕方だから館内の機体を先に撮影する事にした。

  館内は閉館時間を気にする必要有るけど館外は後で撮れるし。


と言いながらも、エントランス近辺の変なポーズの像を撮って館内へ。
館内は案の定と言うか人が多くて賑わってる。

正直、賑わってる軍事博物館を見たのは初めてである。

入館料を払って奥へ進むと・・・あれ?機体の大半が外に出てる。

とりあえずこれ幸いとひたすら撮影。
ジ:T-33を撮るなんて珍しいな。

  国内でも見れるし珍しくもないのに。


ご:あぁこの機体に面白い絵(↓)が描かれてたからな。
ジ:なんだこれ?変な絵だな。

ご:実物初めて見たけど、「キルロイ参上」って奴だな。

ジ:なんだよそれ?

ご:いつから始まったのか定かではないが、第二次大戦で頻繁に描かれてた落書きで、

  鼻の長い男が塀から顔を出していて「Kilroy was here」と描かれるのが流行った。

  
いろんな所に描かれてて都市伝説みたいになった。

  ヤルタ会談の際にトイレに入ったスターリンが出てきて「キルロイって誰?」と部下に訊いたとか。


ジ:何か由来でもあるの?

ご:それが複数有ってどれかはよく判らない。

  造船所の検査官が船に印した検査済みのサインが由来だとか、

  恋人を待ってた男性が待ってた証にテーブルに印した落書きが由来だとか、

  長鼻の野球ファンがスタンドの壁越しに試合を観戦していたのが由来だとか。


で、機体の大半が外に追いやられていた理由だが・・・何かイベントしてたからだった。
ジ:なんで博物館でイベントしてるんだ?

  11月って何か戦勝記念とか記念日有ったっけ?


ご:多分、復員軍人の日絡みのイベントだと思う。

ジ:11月なのに復員って?

  太平洋戦争休戦したの8月15日だし、終戦も9月2日だろ?

  それから復員が11月まで伸びたのか?


ご:いや、この復員軍人の日の由来は第一次大戦の休戦記念日だ。

  だから、休日名の変遷はあるが第二次大戦以前から休日とされてる。

  けど、復員軍人の日は翌日の筈だから一日早いのだが。


パーティ会場と化しているので一部の機体は撮影出来ず。

まぁ大半の機体が表に出ていたから、撮影出来なかった機体は少ないのだが。

館内(?)の機体を撮影し終えた後は暗くなってきたが館外の機体を順に撮影。

館内館外共に展示機の増減は無し。

日も暮れてきたのでササッと撮影して博物館を後にした。

「モニュメントバレーの中心であれは良い物だと叫ぶ」の2

「モニュメントバレーの中心であれは良い物だと叫ぶ」の4

お馬鹿旅行記のメニューへ

トップへ