ご隠居新大陸徘徊記(仮称)
ご隠居デンジャラスツアー11(多分)

アバディーン二日目編(7)
 ここまでは砲を延々と紹介してきたが、しばらくはあまり面白い砲が無いので端折る。

いや、全く無いかと言えば17cmカノン砲 K18や10cmカノン砲 sK18が有るのだが、

形状が15cmカノン砲 K18と大差が無いのでやめとく。

で、砲を飛ばして次はセモベンテ149/40。

以前は写真で見る限り履帯も装着していたのだが、現在は履帯はどこかに紛失した様である。
しかもボロボロ。

珍しい車両だのになぁ。

この車輌はイタリアの末期に開発され、試作車輌のみチュニジアに送られてアメリカ軍に鹵獲された。

生産はされてないらしいので、アバディーンの車輌以外は存在しない様である。

その貴重な1輌なんだから、もう少しちゃんと保存してくれても良いと思うんだが・・・

けど、アメリカも『自国の物すらちゃんと保存しない』日本人に言われたくは無いわな。

日本なんて一部の施設を除いて自国の車輌・機体をマトモに保管しだした(もしくは施設自体が出来た)のは近年だし、

那須戦争博物館(展示物がパチモンで適当な事を書いてる)なんて酷いのが在るしな。


 セモベンテ149/40の隣は自走砲が展示されてた。

看板には『マーダーT』と書かれていたがマーダー1とは違う。

これはロレーヌ15cm自走榴弾砲である。(正式名称はもっと長いが)
まぁベースになった車輌は同じの上に砲以外は同じだから解らないではないが

しかし、鹵獲車両(元はフランスのロレーヌ牽引車)をここまで大改良するか?

自国の車輌なら改良してでも使うのは解るけど・・・

この車輌は本来車体の後部に衝撃を少なくする為に脚が装備されていたのだが、

アバディーンのこの車輌は紛失してしまったみたい。(取り付けの穴は有る)

ここの展示車輌って『○○紛失』とかばっかりだな。

ただ、資料は残ってるから今後レストアされた際に付け足されるかも?

ちなみにこの車輌は何故か屋根が付いていた。

第二次大戦時の自走砲はオープントップが普通(特にドイツ軍は)なんだけど、この車輌は別なんだろうか?

けど、ジャーマンタンクスで調べたらこの車輌には天井が無い。

アバディーンのオープントップ車輌全てに屋根が付いてるなら『雨避けに天井を付けたんだろ』と思うんだけど

この車輌以外(ナスホルンやマーダー3M)は屋根無し・・・なんでだろ?


 ロレーヌ15cm自走榴弾砲の隣はグリレK型が展示されてた。

この車輌はオープントップのまんまである。

アメリカ人はロレーヌ15cm自走榴弾砲がお気に入りなのか?
しかも、ロレーヌ15cm自走榴弾砲をマーダー1と間違っていたが、この車輌は間違ってなかった。

てっきりベース車体が同一のマーダー3Mと間違ってくれるかと思ったのだが

まぁ近所にマーダー3Mが置いてるから間違わなかっただけかも知れん。


しかし、なんでベース車輌が同じなのにマーダーはM型でグリレはK型って言うだろう?

アルファベットが他の型と被ってるから、変えたってなら解るけど

マーダー3にはK型(アルファベット無し、H、Mのみ)なんて無いし、グリレにはM型(H、Kのみ)なんて無い。

車体の予備パーツとかの整理に混乱しないように名称を統一しそうなものなんだけど・・・

けど、ドイツ人って効率的な様に見えて、趣味に走る事が多いからなぁ。


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