ご隠居新大陸徘徊記(仮称)
ご隠居デンジャラスツアー11(多分)

アバディーン二日目編(3)
 Flak37・Flak41と見てきたが、お次は遠目に見てガンタンク形状に見えたシロモノである。

近寄ってみると、残念ながらガンタンクと違いコクピットも腕もコアファイターも履帯も無い事が判明。

ってか、そもそもこれはモビルスーツではない。

ガンタンクがモビルスーツか?って言うと微妙な問題だけど・・・
(ザクタンクはザクが原型だからモビルスーツだろうと思うが、ガンタンクはなぁ)

これは何かと言うと、『高射砲を連装にして移動出来るように台車に載せた』ってブツ。

128mm連装高射砲(ツインフラックとも)と言い、ドイツ軍が主にベルリンなどの大都市防御用に作った

フラックタワー(高射砲塔)の武装に使われた砲である。

当然、単装の砲も有るのだが、ここに展示されているのは連装高射砲のみ
デカい事から想像出来ると思うが、値段も案の定高くて結局34基配備されただけだそうだ。

しかも、砲身の消耗(ライフルが薄れる)が激しくて頻繁に砲身を交換する必要が有って、

その費用が馬鹿にならない為にドイツは『対空ミサイル開発(前出のWasserfallとか)』を考え始めたとか

けど、無誘導のミサイルなら兎も角、精密誘導するミサイルとなると一発あたりの単価が高いのよね。

ミサイル一発で家一軒なんて値段のも有るし、下手すれば生涯賃金に匹敵するヤツも有る。
(パトリオットは一発1億円だそうだ)

大量配備したらあんまり値段が変わらなかったりして・・・まぁ命中率は高いだろうけど

この砲は最大14800mまで撃ち上げる事が可能(当たるとも思えんけど)だったそうだが、

敵航空機のジェット化対策として2万mまで撃てる砲の開発も考えられていたらしい。

その口径は20〜24cmと計画された・・・連装もしく3連装にしたら巡洋艦に搭載できるな。

流石に計画段階で中止(馬鹿みたいに高く付きそうだから)になったそうだ。

どうせ、連合軍はロクなジェット機持ってなかったから正解だわな。

イギリスのミーティアは中々っぽいけど、アメリカのエアラコメットはプロペラ機以下の性能だったし・・・

結局、現代までに実戦配備されたこれよりデカい口径の高射砲は日本軍の5式15cm高射砲ぐらいじゃないかな。
(B−29撃墜の為に久我山に2門だけ配備された。発見後B−29はこれを避けて飛んだらしい)

戦後しばらくしてミサイルが実用化してからはジェット戦闘機及び高高度はミサイル、

低高度は高射機関砲で対処する事になったから、大口径高射砲なんて必要性無くなったし。

ちなみに米海軍が対空ミサイルを開発し始めた理由は『特攻対策』(戦時中に完成せず)だそうだ。

ドイツ高射砲のパターンとして、この砲も対戦車戦闘に使用された。

と言っても、この砲を敵の通るトコまで運んで云々ではなく(こんな重量物をそうそう移動できん)、

ドイツ敗戦直前のベルリン戦で敵がこの砲の近くまで攻めて来たから撃っただけなんだけど、

この砲って防盾が無いから敵に榴弾で反撃されたら、人員の被害甚大だったろうな。


 非常にどうでも良い事だけどガンタンクってかなり理不尽な形状をしてるよね。

現代の自走榴弾砲ですら砲塔が旋回出来るのに、ガンタンクは連装とは言え固定式。

第二次大戦時の急造の自走砲じゃあるまいし・・・

そもそもコクピットを『弱点でござい』と丸見えにする利点は?

しかも、ホワイトベース隊はガンタンクを前線に投入するんだから怖い者知らずと言うか何と言うか

遠距離支援車輌を前線に投入するなんて『撃破して下さい』と言ってる様なものなんだが、

相手のジオン軍も律儀に正面から攻撃って・・・

ウシロから攻撃しろよ!


 12.8mm連装高射砲の次は看板によればイタリアの75mm高射砲らしいのだが、

『イタリアはどうでも良い』との神の声が聞こえたからパスする。

まぁ神の声が聞こえようが聞こえまいが、基本的にイタリア兵器はどうでも良い気もするが・・・

あっセモベンテは別ね。アレは『イタリア製にしてはマトモな兵器』だし

けど、この砲って本当にイタリアの高射砲なのかな?

同時代のチェコ製高射砲に妙に似てるんだけど・・・

更に何処の国の何か解らない(片方は恐らくソ連の37mm対空機関砲 M1939)砲2門をパスして、
お次は・・・また88mm高射砲かい!

ただし88mm高射砲と言う名称は同じだが、今度は元祖88mm高射砲のFlak18。

つまり一番初っ端の88mm高射砲である。

Flak36と37の区別は付かんが、これは『砲が分割式でない』ので見分けが付く。

ただ、台座のパッドが36/37の物が付けられてる・・・間違ってFlak36(その16のヤツ)とテレコにしたんじゃないだろうな。

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