『寝台特急乗ってみた』

鹿屋は遠かった 第一話
 2008年9月、急遽鹿児島に行く事にした。

ジ:急遽って鹿児島で何かイベントでも有るの?

ご:いや、何も無い。

ジ:相変わらず意味解んねぇなぁ。

ご:とりあえず行き先は鹿屋。

ジ:鹿屋って事はお台場から移転した2式大艇が主目的なんだな。

ご:いや・・・まぁ目的の一つではあったけど、主目的ではないな。

ジ:鹿屋に他に主目的になりそうな物有ったっけ?

  他は零戦が有るけど、ご隠居は他で何機も見てるだろうし。


ご:勿論、零戦は珍しいとも思ってないんだが、仮に零戦しかなくても行ったと思う。

ジ:それ以外鹿屋に何か有るのか?

ご:そもそも鹿屋に行く事自体が今回の旅の主目的ではない。

  
飽く迄、行く為の理由付けであって、最悪の場合は行かなくてもOKだった。

ジ:行かなくてもOKって事は他に目的地が有ったのか?

  けど、それにしては最初に行き先は鹿屋としか言ってないよな?

  途中で何処か寄るとか?


ご:ブラブラするけど、何処も寄らん・・・買ったのは途中下車不可の切符だ。

ジ:ブラブラするのに途中下車しない?意味解らんなぁ。

ご:今回の旅行は目的が4つ・・・内の2つは最悪達成しなくてもOKっての。

  優先度が低いのから言うと1つは鹿屋に行く事。

  で、もう1つは食べ物関係。


ジ:食べ物関係って、つまりラーメンだろ?

ご:まぁそれ以外も有るんだがな。

ジ:で、優先する目的は?

ご:1つは九州の特急列車を撮影する事。

ジ:はい?

ご:いや、九州は独特な特急列車を使用しているらしいので、それを撮影しようと。

ジ:へぇ・・・で、もう1つは?

ご:「寝台特急富士はやぶさ」に乗る&その撮影。

ジ:寝台特急とはまた懐かしいシロモノだな。

  って言うか、まだ運行してたんだ。

  けど、変な名前だな。
「寝台特急富士」と「寝台特急はやぶさ」じゃないのか?

ご:以前は確かに「寝台特急富士」と「寝台特急はやぶさ」だった。

  けど、現在は門司まで連結して運行しているので、
東京から門司までは「寝台特急富士はやぶさ」、

  
門司以降は大分行きが「寝台特急富士」、熊本行きが「寝台特急はやぶさ」になってる。

ジ:へぇ〜・・・で、主目的は解ったのだけど、
そもそも何故急いで行く必要が有ったの?

ご:それは今言った「寝台特急富士はやぶさ」が連結しているって事に関係が有る。

  以前は東京から九州に向かう寝台特急は「富士」「はやぶさ」「さくら」「みずほ」などが有った。

  けど、長年使っているので車輌は老朽化、もし運行続行しようと思えば補修もしく新造する必要が出てきた。

  更に夜間の乗務&長距離運転が可能な人員の確保が必要と高コスト。

  ってな割に対抗馬が新幹線&飛行機、時間が掛かるが格安の夜行バスに客を取られて客足が減少。

  かと言って、運用コストを考えると運賃を下げる訳にもいかん。

  結果、寝台特急の「さくら」「みずほ」が廃止、「富士」「はやぶさ」は門司まで連結される事になった。


ジ:そう言えば今年の春に寝台急行「なは・あかつき」も廃止ってニュースしてたな。

  けど、
「寝台特急富士はやぶさ」は走ってるんだろ?

ご:それがどうも来年の春のダイヤ改正で廃止されると言う噂が・・・

  立ち読みした鉄道雑誌にも書いてたし、かなり廃止される可能性は高いと思われる。

  
廃止されて撮影不能になる前に行こうって事になった。

  つまり
「寝台特急富士はやぶさ」を撮影出来れば目的達成って事。

  なお、この話より前に色々旅行しているがそれらをすっ飛ばしてこの話を先にしているのも、

  チャッチャとしてしまわないと廃止されてしまうから。

  って訳で、善は急げ・・・と思ったのだが、ここで1つ問題が有った。


ジ:金が無いとか?

ご:金なら基本的にいつも無い!

  が、夏に海外旅行に行った訳でもないので、国内旅行するぐらいの金なら有る。

  問題は金ではなく、行った直後に新型カメラが発表される可能性があった事。

  最近は新型の発表から発売までの期間が矢鱈と短い事が有るから、

  下手すりゃ少し待てば新型カメラで撮影出来たのに!ってオチが有り得る。

  特にこの時はもう少しで公開されるらしいって噂が流れてたので発表を待つ事にした。


ジ:で、結局新型は出たの?

ご:待ってたら「二機種出すけど、高性能な方は12月発売」とアナウンスがあった。

  高性能な方が欲しいのだが発売がまだまだ先なので、スグに行く事にした。

  で、駅に寄った時にみどりの窓口で往復の切符を購入。

  今回の旅程は行き寝台特急で帰りは新幹線って事にした。


ジ:関西から鹿児島まで乗車券×2+特急券+寝台料金+新幹線の乗車券だと物凄く高いんじゃない?

  少なくとも寝台料金不要の新幹線で往復の方が安くて早いだろうし、
下手すりゃ飛行機と大差無いのでは?

ご:通常の切符なら矢鱈と高く付く。

  が、
京都発着なら「九州往復割引切符」ってお得な切符が有る。

  確かに通常なら新幹線を使った方が安いのだが、
この切符だと寝台車を使った方が少し安くなる。

  ただし、この京都〜九州間を走ってる寝台特急は現在は「富士はやぶさ」だけだから

  
この設定で買えるのは「富士はやぶさ」廃止されるまでだろうってのと、二等寝台限定だが。

ジ:へぇ〜そんな切符有るんだ。

ご:この切符は決してマイナーな切符ではない。

  ただし、それは新幹線で往復するって場合だが。

  
寝台車利用可能って事は「みどりの窓口の担当も知らん」って位にマイナー。

ジ:新幹線が有るのにわざわざ寝台特急に乗る人自体少ないだろうからなぁ。

ご:なお、この切符の京都〜鹿児島を片道寝台特急使用の料金は30300円である。

  時間を気にしないのであれば結構お得だと思う。

って訳で、話は旅行当日へ飛ぶ。

会社から京都駅へ直行し、「寝台特急富士はやぶさ」の到着を待つ。

午前0時半になり、「寝台特急富士はやぶさ」が入線してきた。

ジ:珍しく画像が無いな。

ご:動画撮ってたから静止画が撮れんかった。
  (静止画が撮影不能では無いのだが、撮ったら動画がその間音だけになる)

「富士」と「はやぶさ」の2編成分+EF66電気機関車が先頭で牽引なので矢鱈と長い。

が、全部併せても13両なので通常長くても12両編成の関西の列車と比べたら長いのだが、

首都圏の15両編成を見慣れてる方から見れば大して長くないのかも知れん。

指定された4号車に乗り込んでベッドに寝転んだ。


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