一式砲戦車 ホニ1(Type 1 Gun tank Ho-Ni I)

説明 展示されてる博物館
 九七式中戦車の車体を流用した日本陸軍初の自走砲。
開発は1939年12月に開始されて41年に制式化されたが、生産施設に余裕が無かった為に量産されたのは43年11月と非常に遅い。
90式野砲を台車を外して搭載し、前面を50mm、側面12mmの装甲で覆っている。
上面と背面は装甲が無く剥き出しである・・・マーダー2対戦車自走砲みたいな形状。
当初は一式七糎半自走砲とされたが後に一式砲戦車とも呼称される事になった。
要は名称が自走砲だと砲兵科の管轄になり、機甲科が使おうとするといちゃもんが付くので、官僚的方便で名称だけ砲戦車としたみたい。
日本に限らずドイツなんかも歩兵支援用に突撃砲(Sturmgeschütz)を作ったが、機甲科は似た様な車両に駆逐戦車(Jagdpanzer)って名称を作ってる・・・流石に突撃砲を機甲科が使うから駆逐戦車と名称を付け直したりとかはしなかったが。
一見、対戦車砲っぽいが搭載してるのは90式野砲・・・対戦車砲ではない。
が、日本には碌な対戦車砲が無い上に三式中戦車の砲も90式野砲を改造したものだから、積んでるのは対戦車砲ではないが対戦車自走砲扱いして問題無いと思う。
ただ、他国の同様の車両に比べ貫通能力は劣る・・・500mでM4の正面装甲を貫通したとか。
まぁ元々旧式の野砲なんだから仕方が無いんだけど。

オープントップなので歩兵に近接されると脆弱なのは明確で、視界の悪い南方では使い勝手が悪そうだし、更には米海軍潜水艦の跋扈で輸送途中で多数損失し少数しか前線には届かなかったのだけど、フィリピンではベテラン将兵が運用した事により活躍した・・・最終的に全車両撃破されてしまったが。

九一式十糎榴弾砲を搭載した一式十糎自走砲 ホニ IIも存在する。

一式砲戦車
全長 5.59m   幅 2.23m 重量 14.7t  最大速度 時速38km 最大装甲50mm
アバディーン戦車博物館
(新博物館に移転予定)
アバディーン戦車博物館の一式砲戦車
2010年正月に撮影したが、2011年春には新博物館に移転済みだと思われる。
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