ナスホルン(Nashorn)

説明 展示博物館
 1941年にV・W号戦車の部品を共通化した自走砲用車体としてV/W号車体が開発された。
これを使用して後のホイシュレッケ、フンメル等の自走砲の開発が開始されたが10.5cm砲はU号戦車でも搭載可能(ヴェスペ)な事から、42年7月に15cm sFH18を搭載した車輌(の開発が進められる事に決まった。
10月に試作車は完成し、これを見たヒトラーは『8.8cmPak43を搭載した対戦車車輌型』の開発を指示。
当初は8.8cmPak43を搭載する予定であったが、生産の遅れから8.8cmPak43/41を搭載する事になった。
8.8cmPak43/41はPak43の開発の遅れから作られた砲で、砲身は同一だが15cm sFH18の砲架を流用した物である。(差異はまだ有るが)
対戦車砲にしては両砲とも7.5cmPak40の約3倍と重過ぎ、Pak43は射界が360度だからまだ良いが、Pak43/41は射界が左右56度と射界が狭く実用性に問題があった。
当然自走砲化すれば射界・重量の問題が解消するので、Pak43/41を搭載した選択は妥当だったのではないだろうか。
42年10月末頃に試作車が完成し、43年5月12日まで(ツィタデル作戦の為)にフンメルと共に100輌生産する様に指示を受けて生産が開始された。
また、当初はホルニッセ(熊ん蜂)と命名されたが、44年1月27日にナスホルン(サイ)に改名された。
ヒトラーが『虫の名前』を付けるのを嫌がったと言う説があるが、航空機では同名のMe410(ホルニッセ)が存在し陸軍にもグリレ(コオロギ)等の『虫の名前が付いた兵器』が存在するが、これ等には改名の指示は出ていないので疑問である。

本車は主に東部戦線で使用されたが、一部は西部戦線やイタリア戦線でも使用された。

全長8.44m 幅2.86m 高さ2.65m 重量24t 最大装甲30mm 最大速度 時速42km
アバディーン戦車博物館

クビンカ戦車博物館


写真はアバディーン戦車博物館にて撮影。

戦闘室内
参考にした本
ジャーマンタンクス (大日本絵画)
異形戦車ものしり大百科(光人社)
戦車名鑑1939〜45(株式会社光栄)
GROUND POWER2003年2月号等

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