メーベルワーゲン(MÖBELWAGEN) Sd.Kfz.161/3
説明 展示博物館
(2002年4月現在)
 連合国軍の戦闘爆撃機に対抗する為、W号戦車の車体に高射機関砲を搭載して造られた対空戦車。
1942年秋にクルップ社は軽戦車ルクスもしく同レオパルト(当然だけど戦後のとは無関係)ベースの対空戦車の開発に着手したが、翌年1月に4号戦車をベースに開発する事に変更された。
この時点では飽く迄4号戦車のパーツを流用し転輪を減らし履帯幅を増すなど変更した車体に2cm4連装機関砲(Flak38)、3.7cmFlak36もしくFlak43、5cmFlak41の何れかを搭載する予定であったが、対空戦車が早急に求められた為に足回りはそのまんまで戦闘室及び車体上部側面を改良した車体に4連装機関砲を搭載した物が開発される事になった。
この車両は9月末までに完成し、審査の結果量産される事が決定したが、43年12月に『2cm機関砲だと威力不足だから3.7cmFlak43に変更』と命令が出され、これを搭載した型が量産された。
(ただし、その割には後のヴィルベルヴィンドが2cm4連装機関砲を搭載してる)
砲の周囲の装甲板は全開・半開・閉鎖の状態で固定が可能で閉鎖状態でも対空射撃は可能だったが、対地攻撃には全開しなければならず、乗員は防楯以外は無防備な状態であり、この事から後に砲塔を搭載した対空戦車が開発される事になる。

メーベルワーゲンは飽く迄つなぎの車両であり、本格的な対空戦車としてクーゲルブリッツやコーリアンが作られる予定であったが開発が遅れ、その為に終戦まで量産が続く事になった。

なお、車体の外観から「メーベルワーゲン(家具運搬車)」と後にあだ名が付けられた。


全長5.92m 幅2.92m 高さ2.73m 重さ24t 最大速度 時速38km 最大装甲80mm(車体)
ソミュール戦車博物館
ジンスハイム
交通技術博物館

写真はソミュール戦車博物館にて撮影、前方の装甲のみ倒されています。

ジンスハイム交通技術博物館にて撮影 装甲板が半開状態。
(ボフォース40mm砲を搭載している)

アバディーン戦車博物館にて撮影した3.7cmFlak43高射機関砲

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